都市創生

東京一極集中を解消する為の発想の転換

くいだおれ太郎 しゃちほこ 明太子

 最初の記事で東京一極集中の解消には現代文化に古典的なものを、持たせることを止めると書きましたが、

と書きましたが、その例としてあげられるものを大阪のくいだおれ太郎・名古屋のしゃちほこ・福岡の明太子を例に書いています。

 

くいだおれ太郎

くいだおれ太郎人形は大阪を象徴するものとしてバラエティーやドラマに必ずと言っていいほど出てきます。

しかし、有名であるとはいえ、ただの飲食店の マスコット人形でしか無い物が、東京と並ぶ日本を代表する大都市である大阪を象徴するものであろうか疑問です。

あの人形がもし東京のどこかの街(例えば浅草や上野等の狭い範囲)にあった場合、その街のみを象徴するものにしかならず、東京全体を象徴するものなるとは考えられません。

しゃちほこ

しゃちほこは確かに名古屋を象徴するものであるが、現代文化に絡める必要があるか、疑問です。
名古屋をテレビで取り上げるさいには必ずと言ってもいいほど名古屋城としゃちほこが出てきます。
名古屋を拠点に活動するアイドルグループにしゃちほこをつけたり、テレビ番組などで名古屋らしさをアピールなどといってしゃちほこの作り物を出したりします。

明太子

明太子も同様です。福岡から生まれて流行した、ロックグループをめんたいロックと呼び、無理やり明太子と絡ませています。
音楽性と明太子が関係あるとは思えません。
また、テレビや雑誌で福岡の話題が出ると明太子の話が出てきます。

最後に

なぜ東京以外の都市でつくられたドラマ・アイドル・ロックなどの現代の文化に古い 古典的なものを絡ませるのでしょうか。

東京の場合はそのような事はしないはずです。
もしあったとしても、下町などの昔の文化が残るとされる街だけでやると思います。

テレビ番組でも、アイドルでも、音楽でも古典的なステレオタイプを無理やり結びつけるのは止めるべきです。

そうしないと、個性が出ないと言う意見もありますが、そんなことはありません。

音楽でもアイドルでもファッションでもドラマ・映画でも魅力があったり、
ストーリーが面白いものをそのまま発信すれば、それが都市の新しい個性や魅力となります。

都市の文化や魅力はこれから作っていけばいいと思います。

 

では、またよろしくお願いいたします。